◆栄養たっぷりの木の実
柿と並ぶ、秋の味覚の代表選手… それは「栗」。イガのコートにくるまれて、つやつやと光る大粒の栗を見つけると、思わずうれしくなってしまうもの。コロンと愛らしい形は、見ているだけでも豊かな氣持ちになります。栗の魅力はなんといってもほっくりとした食感ですが、栄養価もまた優れていて、タンパク質やビタミンB1、C、ミネラルも豊富。消化吸収もよいので、古代から洋の東西を問わず、料理やお菓子にも利用されてきました。フランスではマロングラッセ、中国では天津甘栗、わが国では栗きんとんなどがおなじみの銘菓。栗のお菓子は、世界で愛されているのです。
◆「モンブラン」は日本生まれ?
スポンジケーキの上に、細いマロンペーストをあしらった「モンブラン」も、おなじみのケーキ。ヨーロッパアルプスの最高峰・モンブラン(Mont
Branc・白い山)がその名前の由来といわれていますが、実はこれ、れっきとした日本生まれ。昭和初期に、登山好きの東京・自由が丘の洋菓子店主がスイスに旅行した際、白い山の美しさに魅せられ、店名とケーキの名称に「モンブラン」の名をいただいたのが元祖です。マロンペーストは岩肌を、白いクリームは万年雪をイメージしているそうですが、それが作り手の想像力をかきたて、今ではそのバリエーションもさまざま。かおる堂の「モンブラン」は、タルト型に入ったココアスポンジと生クリームの層の上に、マロンペーストとマロングラッセを飾った豪華な「山」。ほんのり洋酒がきいた大人の味です。この他、スペシャルモンブラン(1個315円)もございます。
◆秋の味覚をクリスマスに
さて、今年は冬の到来も早く、初冠雪のニュースも例年より早く聞かれました。秋田の山々が「モンブラン」になる日も、そう遠くはないようです。雨がやがてあられになり、粉雪になり…日増しに寒さが加わってくると、だんだん高まってくるのがクリスマスムード。「今年のケーキは何にしようかな?」と考え始めるのもこの時期です。今年はちょっと気分を変えて新登場の「マロンシャンティー」はいかがでしょうか?生クリームとマロンクリームのハーモニー、モンブランタイプのクリスマスケーキです。秋の味覚を、クリスマスに甘く味わうのもまた一興。10月のうちに収穫された栗も、12月の出番に備え、工房でおいしくなって待機中です。 |