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「成人の日」
タイトル

大人のスタートラインに立つ人へ。
心からの祝福とエールを。


もうすぐ、成人式を迎える私。
うれしいような、こそばゆいような… 
実感がわかないというのが正直な感想だ。

11月のイメージ「これからは大人の自覚をもって」とは、よく言われることだけれど、
私の目指す「大人」ってどんなものだろう。
ルールやマナーをよくわきまえた人? 
社会人として生計を立てていけること? 
それだけじゃない気がする。

思い浮かんだのは、叔母のこと。
いつもおしゃれなお菓子を携えてやってくる、
憧れの存在。
どんな時も穏やかで、
菓子折を差し出すときの指先の動きや、
お茶を飲む仕草は、見とれるほど美しいのだった。

























「先端」のきれいな人は真に美しい。
そこに「人」が出るものだから―
母はよく、私にそう説いていた。
髪の毛の先、指先、靴のつま先… 
もしかしたら、言葉づかいや字といったものも、
自分の品性から生まれる
「先端」のひとつかもしれない。
叔母はそんなものが、まさにきれいな人。
うまく言えないけれど、私も叔母のように
すみずみまで気配りできる、
丁寧な心の持ち主になれたら。

自分はまだ、そんな人にはほど遠い。
けれど、いつか理想とする大人になれるように、
少しずつでも歩んでいきたい。
二十歳の空はどこまでも高く、広がっている。

 

kei

贈り方のヒント………
成人祝いには、プレゼントやご祝儀のほか、お土産にお菓子も添えて、語らいのひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
紅白など、おめでたい色・模様のお菓子は縁起もよく、お祝いの席に喜ばれます。

■写真は…真秀らの郷